公開日 2012年8月9日
大阪教育大学(柏原市旭ヶ丘4、長尾彰夫学長)の夏季集中講義「博物館経営論」が、8月8日、同市立歴史資料館(同市高井田)で開講され、同大学学芸員資格課程(担当・山田正行教授)の学生56人が、同歴史資料館3階研修室で講義を受けた。同大学の土井通弘非常勤講師が引率、同歴史資料館の安村俊史館長が講師を務めた。
「博物館経営論」は、学芸員資格を取得するために単位修得が必要な科目の一つ。昨年度までは統合科目が認められており、「博物館経営論」も他の科目と統合した「博物館学各論」の単位を修得すればよかったが、今年4月1日からは個別修得が必要になった。単位数も昨年度までの1単位から2単位に改正された。今年度、同教育大学では、8月6日から5日間の集中講義で開講しており、3日目のこの日、博物館経営の実際を学ぼうと同歴史資料館での開講となった。
学生らは、午前10時ごろから同歴史資料館の企画展や公開講座の開催、年間入館者数、小学生の見学など、同歴史資料館の運営状況についての講義を受けた後、開催中の夏季企画展「鳥坂寺再興」を見学。さらに同歴史資料館隣接の史跡高井田横穴公園を見学し、12時30分ごろ解散した。