公開日 2024年8月1日
高齢者肺炎球菌ワクチン予防接種
【肺炎球菌とは】
肺炎は日本人の死亡理由の第5位であり、成人の肺炎の約2~3割は、肺炎球菌という細菌により引き起こされるとの報告があります。肺炎球菌は、このほかにも血液の中に細菌が回ってしまう敗血症などの重い感染症の原因になることがあります。肺炎球菌による感染症に対してすべての肺炎などが防げるわけではありませんが、有効性・安全性が確認されているワクチンがあります。
【ワクチンの効果】
肺炎球菌には90種類以上の血清型があり、定期接種で使用される「23価肺炎球菌ワクチン」はそのうちの23種類の血清型を対象としたワクチンです。この23種類の血清型は、成人侵襲性肺炎球菌感染症(※)の原因の約4~5割を占めるという研究結果があります。このワクチンは、対象とする血清型の侵襲性肺炎球菌感染症を4割程度予防する効果があります。
(※) 侵襲性感染症とは、本来菌が存在しない血液、髄液、関節液などから菌が検出される感染症のこと。
【副反応】
このワクチンの接種後は副反応が生じることがあります。主な副反応には、接種部位の症状(痛み、赤み、腫れなど)、筋肉痛、だるさ、発熱、腹痛などがあります。接種後に気になる症状や体調の変化があらわれたら、すぐに医師にご相談ください。
【接種対象者】
1)65歳の柏原市に住民票がある方(65歳の誕生日から66歳の誕生日前日)
※65歳の誕生日の翌月にピンク色の助成はがきを送付します。
2)60~64歳で身体障害者手帳1級(心臓・腎臓・呼吸器・免疫不全)程度又は、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な障害を有する柏原市に住民票がある方
3)66歳以上の柏原市に住民票がある方
【接種費用】
・【接種対象者】1~4) の方で1度も高齢者肺炎球菌ワクチンを接種したことがない方は、接種費用を一部助成することができます。費用助成を受けた場合、自己負担額は3,200円(生活保護受給者は無料)となります。
・1度でも接種したことがある方は、費用の助成はありませんので全額自己負担となります。
※接種費用に関しては直接医療機関にお問合せください。
【接種場所】
柏原市内の委託医療機関で接種することができます。
【予防接種までの流れ】
詳細 | 持ち物 | |
接種対象者1) |
・令和6年度に65歳になる市民は、65歳の誕生日の翌月にピンク色の助成はがきを送付いたします。 ・助成はがきが届いた方は市内委託医療機関に直接予約していただき、助成はがきと自己負担額の3,200円(生活保護受給者の方は無料)をご持参の上接種してください。 |
・助成はがき ・自己負担額3,200円 ・保険証等の身分証明書 |
接種対象者2)~3) |
・下記の申請様式を印刷し、記入例を参考に記入してください。記入した申請書を郵送または窓口にて健康づくり課へ提出してください。(申請書は、健康づくり課にも設置しています。) ・申請後、黄色の助成券を交付させていただきますので、市内委託医療機関に直接予約していただき、助成券と自己負担額の3,200円(生活保護受給者の方は無料)をご持参の上接種してください。 ※助成券を郵送で申請される方へ [様式] |
・助成はがき ・自己負担額3,200円 ・保険証等の身分証明書 |
接種対象者1)~4) |
費用の助成はありませんので、医療機関(かかりつけ医等)に直接予約していただき接種してください。 ※接種費用に関しては直接医療機関にお問合せください。 |
・接種費用(自己負担) ・保険証等の身分証明書 |
ご不明な点等ございましたら、健康づくり課(☎072-920-7381)までお気軽にお問合せください。
【その他】
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