公開日 2021年8月17日
雨水整備について
下水道には、台風や集中豪雨などの大雨による浸水を解消して、私たちの生命や財産を守る役割があります。
昨今、各地で異常気象による局地的な集中豪雨で浸水被害が多く発生しており、下水道に求められる役割はますます大きくなってきています。
柏原市の公共下水道事業としての雨水管渠整備は、大阪府一級河川恩智川の改修に整合して昭和46年に柏原東排水区より整備に着手しました。
柏原市の雨水整備状況
●柏原東排水区
柏原東排水区は市街地の整備が概ね完了しています。
●柏原西排水区
柏原西排水区は排除方式が合流式のため、流域下水道幹線事業に整合した整備計画として、平成元年より整備を進めています。
●国分排水区
国分排水区については、昭和40年度に国分第1雨水ポンプ場、昭和61年度に国分第2雨水ポンプ場を供用開始しました。
また、昭和57年8月に生じた豪雨災害を契機に、昭和62年度に国分市場浸水ポンプ場(国分市場第1雨水ポンプ場)、さらに、昭和61年度に片山浸水ポンプ場、平成23年度に片山雨水ポンプ場の一部を供用開始して雨水排水を行っています。
雨水ポンプ場
雨水ポンプ場は、大雨の際に浸水被害を防ぐ役割を担っています。
♦ポンプ場がない場合 |
♦ポンプ場がある場合 |
大きな川の水かさが増し、逆流などで小川の水があふれ、家が水につかったりして、大きな被害が出ます。 |
樋門が閉じられ、大きな川から小川への逆流はありません。町の中に降った雨は、ポンプで、大きな川に流され、家が水につかることはありません。 |
柏原市の雨水ポンプ場
石川、片山、玉手、円明地域の抜本的な浸水解消のため、平成23年4月から片山雨水ポンプ場の一部を供用開始しました。
また、国分市場地区の浸水安全度の向上に向けては、国分市場浸水ポンプ場を、公共下水道事業国分市場第1雨水ポンプ場に名称変更し、平成14年度から平成20年度にかけて排水能力を140m3/分に上げる工事を行いました。
雨水ポンプ場の処理能力(計画)
施設名称 | 計画処理能力 | |
供用 | 国分第1雨水ポンプ場 | 58㎥/分 |
国分第2雨水ポンプ場 | 795㎥/分 | |
国分市場第1雨水ポンプ場 | 140㎥/分 | |
片山雨水ポンプ場 | 1000㎥/分 | |
計画 | 国分市場第2雨水ポンプ場 | 435㎥/分 |
※計画処理能力は、都市計画決定の排水量(m3/分)



