公開日 2026年1月15日
RSウイルス母子免疫ワクチンが定期接種化される見込みです
2026年4月1日から、母子免疫RSウイルスワクチンの定期接種を開始予定です。
詳細は、決まり次第お知らせします。
RSウイルス感染症とは
RSウイルスは、年齢を問わず何度も感染を繰り返します。
初回感染時には、より重症化しやすいといわれており、特に生後6か月以内に感染した場合は、細気管支炎や肺炎など重症化することがあります。
生後1歳までに50%以上が、2歳までにほぼ100%の乳幼児が少なくとも1度は感染するといわれています。
症状
主に、発熱や咳、鼻水といった症状が出ます。
潜伏期間は2日から8日、通常は4日から6日です。多くは軽症で、症状が数日続いた後自然に回復しますが、低出生体重児、心疾患や肺疾患、免疫不全のある方、初めて感染する乳幼児、特に生後6か月以内の乳児は、重症化のリスクが高いといわれています。重症化すると、咳がひどくなる、呼吸中に「ゼーゼー」「ヒューヒュー」といった音が出る、呼吸困難になるなどの症状が出現し、場合によっては、細気管支炎、肺炎へと進展していきます。
また、大人の場合、通常は軽いかぜのような症状のみですが、RSウイルスに感染した子どもを看護する保護者や医療スタッフでは、一度に大量のウイルスが体の中に入ることで、症状が重くなる場合があります。
感染経路
RSウイルスに感染した人の咳やくしゃみなどによる飛まつ感染と、ウイルスの付着した手指や物などを介した接触感染といわれています。
治療方法
RSウイルス感染症の治療は、症状を和らげる対症療法が中心となります。重症化した場合は、酸素投与、点滴、呼吸管理などが行われます。
子どもの場合は、機嫌が良く、辛そうでなければ、慌てずに様子をみて、必要に応じてかかりつけ医に相談しましょう。
呼吸が苦しそう、食事や水分が取れない場合は、速やかに医療機関を受診してください。受診を迷った場合や夜間・休日の場合は、こどもの救急(外部リンク)などの関係Webサイトを参照したり、こども急病電話相談(電話番号#8000)にご相談ください。
定期接種制度
| 対象者 | 接種時点で柏原に住民票があり、妊娠28週0日から36週6日の妊婦 |
|---|---|
| 予防接種 | 組換えRSウイルスワクチンアブリスボ筋注用のみ |
| 接種回数 | 妊娠毎に1回 |
| 接種費用 | 無料 |
| 持ち物 |
|
| 医療機関 | 予防接種実施医療機関などの詳細は決まり次第お知らせいたします。 |
※ただし、接種後、抗体が胎児に移行するまで14日程度かかるため、妊娠週数や出産予定日について医師と相談の上、余裕をもって接種いただくことをお勧めします。
ワクチンの効果
妊娠中にワクチンを接種することで、お母さんの体内で作られた抗体が赤ちゃんに移行し、RSウイルスによる発症や重症化を予防できます。
副反応について
ワクチン接種後、以下のような副反応がみられることがあります。接種後に気になる症状を認めた場合、接種した医療機関へ問合せください。
| 10%以上 | 注射部位の疼痛(40.6%)・頭痛・筋肉痛 |
| 1%~10%未満 | 注射部位の紅斑や腫脹 |
よくある質問
対象の期間(妊娠28週から36週までの間)以外で接種することはできますか?
対象期間外に接種することはできますが、原則任意接種(全額自己負担)となります。
母子免疫RSウイルスワクチンは出産の14日前までに接種することで、免疫が赤ちゃんに移行するとされています。
特に妊娠38週までの間に出産を予定している場合等(計画分娩等)は、早めの接種をご検討ください。
対象期間内(妊娠28週から36週まで)であれば、出産予定の14日前以降であっても、被接種者の同意により定期接種とすることができます。
他のワクチンとの同時接種はできますか?
他のワクチンとの接種間隔、同時接種について特段の規定はありません。
しかし、同時に接種することで抗体反応の低下がみられる一部のワクチンが報告されています。
接種前に医師にご相談ください。
お母さんに抗体がないと赤ちゃんに抗体はつかないのですか?
妊娠時にお母さんに抗体がない場合は、赤ちゃんに抗体はつきません。
予防接種の機会を逃してしまった場合、出生児に対し抗体製剤を利用し免疫を獲得する方法がありますが、非常に高額な費用がかかります。