公開日 2024年8月22日
私は昨年4月にX市から柏原市に転入しましたが、住民票は移していません。
市民税・府民税は住民票を置いている市区町村に納めると聞いていたのですが、今年度の納税通知書が柏原市から送られてきました。
これはなぜでしょうか。
市町村民税・都道府県民税は、原則として毎年1月1日に住所がある市区町村が課税することになっています。
市区町村内に住所がある人とは、その市区町村の住民基本台帳に記録されている(住民票がある)人を指します。
しかし、市区町村の住民基本台帳に記録されていない人であっても、実際にその市区町村に住んでいることが、給与支払報告書(源泉徴収票)や確定申告書などの課税資料より確認できた場合には、その人が住民基本台帳に記録されているものとして、実際に住んでいる市区町村が市町村民税・都道府県民税を課税することとされています。
したがって、あなたの場合は今年1月1日現在、柏原市に住んでいることが確認できたため、今年度の市民税・府民税は柏原市に納めていただくことになり、柏原市より納税通知書をお送りしたものと思われます。
なお、この場合、柏原市よりX市へ、あなたの今年度の市民税・府民税を柏原市にて課税する旨を連絡していますので、X市が今年度の市民税・府民税を課税することはなく、納税通知書が届くこともありません。