公開日 2018年12月28日
末吉康三郎氏文書が寄託されました。
大阪市平野区の末吉家といえば、平野七名家の一つで、柏原村の代官を務めた末吉孫左衛門長方が有名です。長方のときに、柏原村を洪水から復興させるために平野川に柏原船を運航させることになりました。その末吉家の分家にあたる末吉康三郎家に伝来する古文書が当館に寄託され、大阪市史編纂所の協力も得て、調査・整理を進めることになりました。
柏原船に関する史料も多く、その運営に関わる史料や柏原村の三田家や寺田家との手紙などもあります。当館の古文書講座のテキストとしても使用し、今後は目録の刊行をめざします。また、新しい柏原の歴史をみなさんにお知らせすることができると思います。お楽しみにお待ちください。
寄託された末吉康三郎氏文書