公開日 2026年4月14日
常設展示室 出口横のミニ展示です。「おひなさん」など、季節感のある資料を並べたり、「こんなモノをいただきました」と題して、新規に寄贈を受けた資料を中心とした展示を行ったりしています。発掘調査の速報展を実施することもあります。およそ2か月ごとに展示替えをしています。
5~6月期のテーマ
「こんなモノをいただきました -水をやる道具- 」
展示期間
令和8(2026)年4月14日(火)~7月5日(日)
概要
5~6月期は、市民の方から新たにご寄贈いただいた、「水をやる道具」を展示します。
畑への「水やり」(潅水)は、例えば柏原の特産 ぶどうの場合、実をつくる時期に雨があまり降らないと、樹が十分に成長せず、立派な実が生(な)らなくなりますので、人の手で「水やり」を行なうことになります。うだるような暑さのなか、畑のなかをくまなく「水やり」するのは、たいへんな仕事です。
電力を用いた「動力噴霧器」(動噴)が登場する前は、水を人力で畑に持っていく必要があり、より重労働でした。むかしの人は、おうこ(天秤棒)の両側に60~80kgもの水や肥料を担いで歩きました。展示している「じょうろ付きたんご」は、それぞれの「たんご」に付いている棒を引くと、底に空いた穴を伝って「蓮口」からに水が注がれ、担いだまま「水やり」ができる優れもののたんごです。
また、同じく今回展示している「じょうろ」は、「蓮口」を含むすべてがブリキ製の大型のじょうろで、展示品じたいは、およそ70年前ころ、トマトなどの野菜を育てていた本市古町地区の畑で使用されていたものとのことです。特徴的な先端部分=「蓮口」は、ハスの花が散った後に残る「花托」と形状が似ていることにちなむ名称で、水流を弱めてシャワー状にして、植物や表土を傷めずに「水やり」を行なうための工夫です。
ぜひ、この機会に、「水をやる道具」をご覧いただき、農作業の苦労と先人たちの工夫に思いをはせていただけると幸いです!


