公開日 2025年8月5日
犬や猫は密な毛に覆われており、汗腺が足の裏などにしかありません。汗をかかない動物の体温調整は、主に血液の対流や呼吸による放熱で行っています。そのため、動物は体温調節が苦手で、特に暑さに弱いです。
気温が高いときは、熱中症にならないように十分注意しましょう。
熱中症の予防
室内
- 直射日光が当たらない場所を用意しましょう。
- 室内でも高温になるため、風通しを良くすることや冷房機器を使用するなどして適切な温度、湿度を心がけましょう。
- 水分を十分に補給できるようにしましょう。
屋外
- 風通しの良い日陰のある場所を用意し、快適な場所にいつでも移動できるようにしましょう。※直射日光の当たる場所は大変危険です。
- 散歩は熱中症だけでなく肉球をやけどすることもあるため、朝や夜などの涼しい時間帯にしましょう。
- 外出時でも、水分を十分に補給できるようにしましょう。
- 車で出かけるときは、短い時間であってもペットを車内に残さず一緒に行動しましょう。
熱中症の症状
- 体を触ると熱い。
- ゼエゼエと激しく呼吸している。
- 大量のよだれを出している。
- 元気がなく、脱力している。
- 嘔吐や下痢をしている。
熱中症の対処
- 涼しい場所に移動させ、水分を十分に補給しましょう。
- 首、脇の下、足の付け根などを冷やしましょう。
- ペットの状態に応じて、動物病院に相談しましょう。
参考
- 熱中症にご注意ください!(クーリングシェルター等について)
- ペットの熱中症にもご注意ください!(内閣府・政府広報オンライン)〈外部リンク〉
- 「防ごう!ペットの熱中症」ペットの熱中症予防に関するポスターの作成について(環境省ウェブサイト)〈外部リンク〉
- ペットを車内に残さないで!~ペットの熱中症に関する注意喚起チラシの作成について~(環境省ウェブサイト)〈外部リンク〉