柏原ぶどう情報
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デザインマンホールをご存じですか? 全国各地の自治体に設置され、その地域の特産品やゆかりのあるデザインなどが採用され、コレクションカードとして「マン...(2021年12月8日 下水工務課)
デザインマンホールをご存じですか?
全国各地の自治体に設置され、その地域の特産品やゆかりのあるデザインなどが採用され、コレクションカードとして「マンホールカード」も話題です。
一般のマンホールには着色がされていませんが、柏原市内にあるデザインマンホール蓋には柏原市の特産物である『柏原ぶどう』が描かれています。柏原ぶどうの主な品種として、デラウェア、マスカットベリーA、シャインマスカット、ピオーネがあります。この度、シャインマスカットをモデルとし、背景にはぶどう畑に夕日がさし、夕焼け色に染まることをイメージした『シャインマスカットバージョン』のマンホール蓋(現在あるデザインマンホール蓋の色違いもの)を作成しました。そのデザインマンホール蓋を本庁の正面玄関にて展示しています。ご来庁の際にご覧ください。その他、本庁駐車場の北側にも設置していますので、ぜひ一度探してみてくださいね。
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【柏原ぶどうレポート15】直売所で柏原ぶどうの感想を聞いてみました
聞いてみました、柏原ぶどうが好まれるワケ 皆さんは、ぶどうの種類をいくつ知っていますか? 柏原市では、お盆明けごろから...(2021年9月16日 にぎわい観光課)聞いてみました、柏原ぶどうが好まれるワケ
皆さんは、ぶどうの種類をいくつ知っていますか?
柏原市では、お盆明けごろから、シャインマスカット、ピオーネ、マスカット・ベリーAなどの大粒ぶどうの最盛期を迎えています。
ぶどう畑には、パンパンに膨らんだ房がびっしりと並んでおり、
直売所では、「翠峰」「クイーンニーナ」などスーパーではあまり見かけない品種も販売されています。今回は直売所とぶどう農園におじゃまして、お客さんにお話を聞いてみました(*'▽'*)ノ
なぜ柏原市にぶどうを買いに来てくださったんですか?「昨年初めて柏原市のぶどうを食べておいしかったので、今年も家族で来ました。今日は朝からぶどう狩りをして、直売所でお土産を買いましたよ」
(豊中市在住)「娘がこのまえ買ってきたぶどうが美味しかったんです。どこのぶどう?と娘に聞いてみると、柏原市産でした。実はわたし昔、柏原市に住んでいたんです。だからびっくりしましてね。そのころはご近所に農家さんが多くて、ぶどうを買ったことなんてないくらい食べていました。柏原市のぶどうは、粒が大きくて味も良いですよ。今日は友人のところに行くので、お土産を買いに来ました」
(城東区在住)▼にっこり笑って購入したぶどうを見せてくださいました
毎年、柏原市に来てくださっているのですか?
「私は今日、柏原ぶどうデビューなんです。ぶどうが好きで、地元で買おうと思ったら、もう近隣農家さんの収穫が終わっていました。コロナで遠出できませんし、せっかく買うなら、地元の大阪で買おうと思って。それでネットで調べて柏原市に来ました。さきほど1軒立ち寄って、そこで山側にも直売所があると教えてもらったので、いま2軒目に来たところです。どんな味か、とても楽しみです」
(交野市在住)「福井県から大学進学のため引っ越してきたんですけど、今日はお母さんが遊びに来てくれたので、初めてぶどうを買いに来ました。国道25号沿いをよく通るので、このあたりに直売所がたくさんあることは知っていて、気になっていたんです。さっきお店で少し味見させてもらったら、とても美味しかったです!家族へのお土産にもいろいろ買いました」
(香芝市在住)▼すてきな笑顔の一枚。お買い上げありがとうございます!
このほか、山間部の直売所まで自転車でぶどうを買いにきてくださった方々にも出会いました。いつも行くぶどう園に最近サイクルラックが設置されたのを知って、激坂をのぼって来てくださったそうです。「今日は大きいバッグを持ってきていないので、背中のリュックに入る分だけ買った」とのこと。そのまま、この日限定で出店されていたキッチンカーに立ち寄って夏のひと時を楽しまれると、「これからまた、60㎞走って帰ります」と爽やかな笑顔を見せてくださいました。▼キッチンカーの前で。ぜひまたお越しくださいね。
柏原ぶどうを食べる・購入する方法
柏原ぶどうは、直売所やインターネットでご購入いただけます。
また、8月10日から10月15日まではぶどう狩りを受け付けています。どちらも、天候や育成状況により早く終了する場合があります。
園内は十分に換気されており、お客様同士のスペースを広くとるなど安全に務めていますので、引き続き皆様には、個々でのマスクや除菌シート、レジャーシートの持参などにご協力いただきながら、新鮮なぶどうを食べていただけるとうれしいです!■柏原ぶどう直売所マップ
http://www.city.kashiwara.osaka.jp/docs/2020040800093/■ネットで購入!ポケットマルシェ
https://poke-m.com/stories/1810?fbclid=IwAR1L8m5ZWoPuFP6irUuVxZHvw5XIEkW6lY-qelqueGq1Yur4F15xxH-ShYM■「柏原観光ぶどう狩り」料金・問合せ先など詳しくはこちら
http://www.city.kashiwara.osaka.jp/docs/2020040800086/ -
【柏原ぶどうレポート14】旬のぶどう続々出荷!JA大阪中河内柏原ハウスぶどう出荷組合
旬のぶどう続々出荷! JA大阪中河内柏原ハウスぶどう出荷組合 6月3日(木)、JA大阪中河内柏原ハウスぶどう出荷組合に...(2021年6月8日 産業振興課)旬のぶどう続々出荷!
JA大阪中河内柏原ハウスぶどう出荷組合6月3日(木)、JA大阪中河内柏原ハウスぶどう出荷組合によるハウス栽培のデラウエアの初出荷が行われました。
同出荷組合は約10戸の農家で構成され、柏原市内の山間部を中心に加温栽培を導入したハウスで栽培されています。この日は、約1,500kgのデラウエアが出荷場に持ち込まれました。
持ち込まれたぶどうは、房の大きさなどから2L、L、Mといった規格に定められた等級ごとに並べられます。
この時点では、各農家さんが規格に則って仕分けし梱包されていますが、
出荷場ではこれらの一部を荷解きして、
出荷組合の役員とJAの営農指導員が、
重量や糖度を計測したり、着色、玉張りなどを確認したりしていきます。
こうして品質基準を満たした「高品質の柏原ぶどう」のみ、出荷されています。
この日は、等級Lの出荷数が最も多く、2Lが最も少ない状態でしたが
組合長の奥野正さんは、
「加温によって本来のぶどうの発育時期を早めているため、出荷のはじめはどうしても粒が小さくなる。
これから夏にかけて木が元気になってくるので、2L、L等級の出荷が中心になる」と教えてくださいました。また、昨年最も心配された新型コロナウイルスの影響はほとんど無かったそうで、
「ぶどうを作り続けていると、ええ(良い)ときも悪いときもあるけど、これからも一生懸命がんばっていきたい」と笑顔で話してくださいました。同組合のぶどうは、大阪市内の卸売市場のほか、近隣のスーパーマーケットに送られます。今年も柏原ぶどうをぜひ手にとっていただければうれしいです!
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【柏原ぶどうレポート13】横尾地区初出荷!今年も完熟ぶどうをご賞味ください
横尾地区初出荷! 今年も完熟ぶどうをご賞味ください 久々の晴天に恵まれた5月31日(月)、横尾集出荷場でハウス栽培のデラウエア...(2021年6月7日 産業振興課)横尾地区初出荷!
今年も完熟ぶどうをご賞味ください久々の晴天に恵まれた5月31日(月)、横尾集出荷場でハウス栽培のデラウエアの初出荷が行われ、
約600キログラムが大阪府内や京都府内へ出荷されました。横尾地区は柏原市の山間部にあり、南向きの斜面が多く日当たりがよいことから、
ぶどう栽培に適した地形といわれています。
周辺にはぶどう農家さんが多く、見渡す限り広がるビニールハウスは
市外のかたにもぜひご覧いただきたい景色のひとつです。同組合が出荷するぶどうは、「糖度18度以上」の甘さにこだわっており
この日行った計測による最高値は、23.0度。
粒も太っており、今年も仕上がりは上々です!初出荷を迎えた感想を皆さんにお尋ねすると、長年ぶどうづくりをされている農家さんは、
「1年かけて育ててきて、ようやく出せる」とひと安心されたご様子。
組合長の横尾総基さん(写真下・最後列左から4番目)は、
「色づきがよく、玉張りがあり、粒が大きく太っている。よく完熟したぶどうを新鮮なうちに食べてほしい」と話しました。最盛期は6月中旬から7月上旬で8月のお盆ごろまで続きます。
8月中旬からは観光ぶどう狩り(http://www.city.kashiwara.osaka.jp/docs/2020040800086/)のシーズンが始まりますので、ぜひ遊びにいらしてください。 -
【柏原ぶどうレポート12】JA大阪中河内国分出荷場でハウス栽培のデラウエアを初出荷!
今年も甘いぶどうをお届けします! 国分出荷組合の初出荷が始まりました 観測史上、最も早い梅雨入りとなった今年...(2021年5月27日 産業振興課)今年も甘いぶどうをお届けします!
国分出荷組合の初出荷が始まりました観測史上、最も早い梅雨入りとなった今年。
雨の合間の5月24日に、JA大阪中河内国分出荷場でハウス栽培のデラウエアの初出荷が行われました。
品種はデラウエア。柏原市で最も多くつくられており、
小粒で種がなく、お子さんから大人まで食べやすいのが特徴です。午前9時になると、農家さんが続々と、箱詰めしたぶどうを出荷場に持ち込んでこられました。箱の中には、初物の瑞々しいデラウエアが並んでいます。
全て集まったところで、大型トラックに積み替えられ、三重、愛知などの東海方面に出発!
この日の出荷量は、昨年と比べて約600kg多い、約2.4トンになりました。
今後、国分出荷場では5月中は1日おき、
最盛期となる6月から7月にかけては、週に5日間出荷作業が行われ、
7月末までに240トンの出荷が予定されているそうです。
今年の出来について国分出荷組合 組合長の谷口文一さん(写真下)に尋ねると、
「例年通り、甘く育ちました。地元の味を楽しんでもらえればうれしい。もともとは、春先から天候がよく例年より早い出荷を予定していたが、5月に曇天が続き、日照時間が少なくなったことで、昨年よりも1日だけ早い初出荷となった」と教えてくださいました。現状、新型コロナウイルスによる大きな被害はないようですが、
早い梅雨入りには、懸念があるそうです。「ぶどうが生育する過程では、水分は必要ですが、熟して色づいてきたぶどうは、
雨が降ると玉割れ(実が割れてしまうこと)の被害が心配される」と谷口さん。
雨が降るタイミングが気になって、一日に何度もスマホで天気予報を確認するそうです。
子どものころは、おじいさんから、「西から黒い雲が流れてきたら雨やで」とよく言われたそうで、日々の天気は、ぶどう農家さんにとって昔から大きな関心事だったことがうかがえました。
そんな予測が難しい自然を相手にしながら、農家の皆さんは、真心をこめておいしいぶどうを作ってくださっています。
新鮮なぶどうを農家さんから直接購入できる「直売所」も、
順次開店される予定とのことなので、柏原市果樹振興会の直売所MAP(https://www.kashiwara-budou.com/)をご覧いただくなどして、お問い合わせのうえ、お買い求めいただければと思います。今年も、柏原ぶどうをよろしくお願いします!
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【柏原ぶどうレポート11】冬の作業風景のひとこま~ビニール張り(被覆)作業~
農家さんは冬も大忙し! 棚のビニール張り(被覆)作業を見学しました 皆さんは、ぶどう農家さんが冬の間にどんなお仕事を...(2021年2月25日 産業振興課)農家さんは冬も大忙し!
棚のビニール張り(被覆)作業を見学しました皆さんは、ぶどう農家さんが冬の間にどんなお仕事をされているのか知っていますか。
ぶどうの収穫が終わってから冬場は、次のシーズンに向けた準備期間です。ぶどうの成長を促すために余分な枝を切る剪定作業、枯れて落ちた葉や枝を片付ける作業、ぶどう棚を整備する作業などが日々行われています。
今回はその中から、横尾地区で行われた、ぶどう棚のビニール張替え作業(被覆作業)の様子をレポートします。冷たい風が吹き付ける、2月1日午前10時ごろ。現地に着くと、農家の皆さんの大きな声が聞こえてきました。
「ちょっとまってや」「もうちょいこっち」
柏原市特有の斜面にあるぶどう畑を見上げると、同地区の実行組合員15名が、棚の天井のビニールを張っているところでした。ビニールハウスの天井は、ハウスの中から見上げると1枚の大きなビニールのように見えますが、実際は1枚あたり横2.7m、縦は48m(畑のサイズによります)の細長いビニールを、何枚も張って棚全体に敷き詰めています。
敷き詰めると一口にいっても、この長~いビニール1枚を、棚の端から端へつたわせることでさえ一苦労です。
まず両端(上の写真の右から左)にロープを渡し、そこにビニールをかけてロープを引くことで、するすると滑らせながら棚の上を通していきます。
シートが両端に渡ると、「ついたよー」と合図して、一斉にビニールを広げます。
隙間に風が入るとビニールを持ち上げてしまうため、すぐさま、足で抑えたり手で引っ張ったりしながら、抑えになるパイプから針金をのばして、棚の骨組みであるパイプにぎゅっと縛って固定していきます。
成人の背丈ほどある棚のパイプの上を、慣れた様子でひょいひょいと移動される姿には驚きます。ビニールを張る過程では、隣り合うビニールの継ぎ目に隙間ができないように、のりしろのようなイメージで少しずつ重ねていきます。昔ながらの手法で、貼り合わせなくてもしっかり固定されるのだそうです。
気温が低い中、体中に強い風を受けながら何度もこの作業を繰り返すのは、相当な体力を使う仕事です。農家さんは、「昔の人たちはこんな大変なこと、よく考えたものだ」と敬意を込めて笑って話します。
作業中は、大風が吹き、シートが煽られる場面もありました。
ばたばたと大きな音をたててゆれ、気を抜くとシートごと飛ばされそうです。
その度に皆さんでシートを抑えて大風をやりすごし、息をあわせて進めていきます。
足を滑らせれば怪我の危険もあります。
安全に、丁寧に、そして素早く。約2時間かけて、この畑では作業を終えました。
ひとつの畑を終えると、またすぐに次の畑へ向かいます。
地域によってはご家族で作業をするところもあるそうですが、横尾地区では毎年、組合員で協力しあって皆の畑を順番に作業するのだそうです。明日の天気予報が雨と聞いて、この日に終わらせる予定とのことでした。新しいビニールが張られていくぶどう畑は、なんとも美しい姿です。
青々としたぶどう畑は柏原市の夏の風物詩ですが、真新しいビニールハウスが見られるのもこの時期ならでは自慢の景色です。
そしてこのビニールが、これからまた、農家さんとともにぶどうを守っていくのです。
山間部の風はまだ冷たいですが、春は目の前。間もなく、ぶどうの芽が出始めます。
来シーズンもどんなぶどうが実るのか、いまから楽しみです。 -
柏原の農家及びぶどうについて 柏原市の農家数の移り変り(ファイルサイズ 5.14KB) 柏原ぶどう情報ガイド ...(2021年2月1日 産業振興課)
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【柏原ぶどうレポート10】画面越し、オンラインぶどう狩り初開催!
遠方からでも参加できる初の試み、オンラインぶどう狩りを開催! ~抽選で5組様をご招待しました~ 8月24日、横尾地区...(2020年9月1日 産業振興課)遠方からでも参加できる初の試み、オンラインぶどう狩りを開催!
~抽選で5組様をご招待しました~8月24日、横尾地区のぶどう園で、柏原市農業啓発推進協議会による
オンラインぶどう狩りイベントが、初めての試みとして行われました。
テレビ会議システム「Zoom」を利用して、
各ご家庭とぶどう園をつなぎ、画面越しでぶどう狩りを体験してもらうというものです。きっかけは、
「今年はぶどう狩りができるの?」
「ぶどう狩りをしたいけど、遠方なので行きづらい」
といった市内外の皆様からの声でした。
本市では例年通り、8月10日からぶどう狩りシーズンが始まっているものの、
新型コロナウイルス感染症の影響で、団体や遠方などの来園者数の減少が懸念されます。
そこで、少しでも多くの方に柏原ぶどう狩りを楽しんでもらいたいという想いから、
今回は無料キャンペーンとして、同イベントを企画。
多数のご応募をいただいた中から、抽選で5組様をご招待しました。
猛暑日となった8月24日、15時。
画面越しに「こんにちは」と手を振りあって、
本市初のオンラインぶどう狩りがスタートしました。
参加者は、大阪府内だけでなく、東京にお住まいのご家族もいらっしゃいました。
ぶどう棚のもと、園主の横尾博之さんから、
ぶどうの栽培方法や品種について説明していただきました。
瑞々しいぶどうがアップで画面に映ると、
参加者の皆さんは「おー」と歓声をあげて笑顔に。
カメラ撮影では、ケーブルテレビJ:COMのプロカメラマンにご協力いただき、
実物さながらの映像をお届けすることができました。
このほか、参加者と農家さんの交流として、「ぶどうクイズ」を実施。
白い紙にマルバツで解答を書いていただき、画面に向かっていっせいに、ドン!
正解数の多かったご家族から順に、
シャインマスカット、ベリーA、ピオーネの3種類15房の中から
好きな2房ずつ選んでもらい、ご自宅へ発送しました。
イベント終了後、農家の横尾さんは緊張したものの「楽しかった」とにっこり。
参加された皆さんは、
「リアルぶどう狩りにもいつか行きたい」
「おいしいブドウを丹精込めて育てられている農家さんの姿に感銘を受けた」
「以前八尾市に住んでいたが、最近は訪問する機会もなかったので、懐かしい気持ちになった」
などと感想を話してくださり、いつもと一味違ったぶどう狩りを楽しんでいただけたご様子でした。■観光ぶどう狩り
本市のぶどう狩りは、新型コロナ対策を実施しながら10月15日まで行っています。
詳しくはこちらからご覧ください。
http://www.city.kashiwara.osaka.jp/docs/2020040800086/
★猛暑の中、このイベント実施にご協力いただきました、横尾地区の皆様、JA大阪中河内、大阪府、J:COM等、関係者の皆様に心から御礼申し上げます。 -
【柏原ぶどうレポート09】今年も観光ぶどう狩りが、始まりました!
今年も観光ぶどう狩りが始まりました! ~コロナ対策をしてお待ちしています~ 柏原市では、例年通り8月10日から、観光ぶ...(2020年8月21日 産業振興課)今年も観光ぶどう狩りが始まりました!
~コロナ対策をしてお待ちしています~柏原市では、例年通り8月10日から、観光ぶどう狩りが始まりました。
10月15日までの期間中、ピオーネ、マスカット・ベリーA、甲州などいろいろな品種を味わっていただけます。今年は、新型コロナウイルスの感染防止対策として、手指消毒や道具の消毒、また来園者が密にならないよう注意喚起するなどの対策を行ったうえで、実施されています。
なお、電車でお越しの場合、JR柏原駅、近鉄安堂駅からの送迎については、車内で密になることを防ぐため中止されていますので、駅からは徒歩またはタクシーでのご利用をお願いします。来園者数への影響を心配しながら迎えた初日。
生産者さんによると「祝日ということもあり、ご家族連れやカップル、友人同士など多くの方にお越しいただけた」そうです。
翌日の8月11日、横尾地区のぶどう狩り園を訪ねました。
他市から来園されていたご家族の様子を通じて、現地の状況をすこしお届けします!■堺市から来られたご家族に聞きました
「奈良県にキャンプに行った帰りに立ち寄った」と話すご家族は、柏原市でぶどう狩りをするのは初めてといいます。
お母さんのひざの上でぶどうを見ている1歳のお子さんにとっては、生まれて初めてのぶどう狩り。
6歳のお子さんに味はどうですか、と声をかけると、1粒を両手で持ってがぶり。
口の中にジュワッと広がる果汁を味わって、「おいしい!」とにっこり笑ってくれました。
■生駒市から来られた2組のご家族に聞きました
この夏お出かけするにあたり、「新型コロナの影響が気になるので、近場で探した」と、柏原市に来てくださった皆さん。
横尾地区は山間部で、さらにぶどう棚で直射日光が防げるといっても、猛暑のこの日は、座っているだけで額から汗が流れます。
それでも、「ぬくい(温い)のに、おいしい!いっぱい食べて大満足です」と、うれしいお言葉。
皆さんでたっぷり楽しんでくださったご様子でした。
■豊中市から来られたご家族に聞きました
以前近隣市にお住まいで、柏原ぶどうをご存知だったというご主人。
今回、奥さんの「フルーツ狩りをしたい」という希望を聞いて、遊びに来てくださったといいます。
コロナ禍のぶどう狩りについては、「お盆で人が多いかと思ったけど、来てみると園内が広々していて気にならない」とのこと。
また、ぶどうを食べた後、お子さんたちが気になったことを生産者さんに質問している姿も見られました。生産者さんから直接詳しい説明を聞けるのも、ぶどう園の楽しみ方のひとつですね。引き続き皆様には、個々でのマスクや除菌シート、レジャーシートの持参などにご協力をいただきながら、
新鮮なぶどうを食べていただけるとうれしいです!■「柏原観光ぶどう狩り」料金・問合せ先など詳しくはこちら
http://www.city.kashiwara.osaka.jp/docs/2020040800086/ -
【柏原ぶどうレポート08】若手生産者による「ガチボラ」の現場を訪ねて
若手生産者による新たな取り組み「ガチボラ」 ぶどうづくりを守りたい人と学びたい人の架け橋に 柏原市の山間部、青谷地区で、明...(2020年7月22日 産業振興課)若手生産者による新たな取り組み「ガチボラ」
ぶどうづくりを守りたい人と学びたい人の架け橋に
柏原市の山間部、青谷地区で、明治時代から100年以上ぶどう栽培を続ける「葡萄のかねおく」。4代目の奥野茂樹さん(写真下・右)は、大学卒業後に約5年間、福島県で自動車関連メーカーに勤めた後、
「故郷を盛り上げたい」と、Uターンして就農しました。ぶどうづくりに励みながら、前職で培った企画力を生かした新たな農業ビジネスにも挑戦する中で、
2019年10月に、新体験型サービス「ガチボラ」を立ち上げました。「ガチボラ」とは、「ガチンコ農作業ボランティア」の略称で、
参加者にとっては農業スクールのように費用をかけることなく、プロの農家さんから現場でガチの作業を習得でき、 農家さんにとっては、社会的課題となっている人手確保や後継者探しなどにつながる、
双方にメリットのあるサービスです。今回、このガチボラに参加されている山田晃由さん(写真下・左)の作業現場を訪ねました。
枚方市在住の山田晃由さんは、大手メーカーで営業職として長年勤務されており、昨年10月から、休日を利用してガチボラに参加されているそうです。
きっかけは、「定年が近づいてきて、子どもの手も離れ、違う生き方を考えるようになった。体の動くうちに、今までとまったく違うことがしたいと思った」。
そんなとき、ウェブサイトでガチボラを見つけて、「ぶどう栽培を1から勉強できる」と関心を持ち、申し込んだそうです。
山田さんは、以前滋賀県のNPO法人が主催した農村資源を生かした体験プログラム「田舎もん体験」に参加し、ぶどう栽培をされた経験をお持ちだそうですが、ここまで“ガチ”の体験は初めて。
感想をうかがうと、「ぶどうと触れ合う作業は、大変だけど無心になれて楽しい。もともとは、植木の世話すらしたことがなくて、ほんまに続くの?と自分も家族も思っていたけれど、コツコツするのは向いているほうで、なんとか続いている」と話します。
楽しいといっても、もちろん、農業にラクな作業はありません。
特に印象に残っているのは、10月下旬に行った土木作業といいます。
「ハウスの保温ビニールを張る方法や、棚作りで杭の打ち方などを教わりました。傾斜がきつい畑で足元は滑るし、力はいるし大変で、ふうふう言いながらやった。こんな大変な作業があるとは知らなかったです」
奥野さんもこのときばかりは、「次から山田さんは来ないと思った」と振り返ります。
とはいえ、山田さんは前向きです。
農家の厳しさを痛感しながらも、「きついですけど、動いた後のごはんは美味しいですよ!」と、屈託のない笑顔をみせます。
目の前に広がるぶどう畑と、山々。
開放的な空間で過ごす時間は、良いリフレッシュにもなるそうです。
山田さんは現在、さらなる知識の習得に取り組み、自分の描く将来に向かっておられます。
今後の目標は、「5反のぶどう畑を持つこと」。
よく日にやけた山田さんは、成長真っ只中のシャインマスカットと並んで、とても生き生きとされていました。
◆奥野さんにお話を聞きました
山田さんについて、「1言ったら10伝わるタイプ」と話す奥野さん。ガチボラでは、参加する方々に農作業をお伝えしながら、ご自身も教わっているといいます。「今後、人を雇いたいと思っている中で、教育方法がわからなかったり、自分ではわかっていても、人に対して言語化できなかったりすることもあります。ですから、ガチボラで来ていただいている方々からは、労働力として助けていただいているだけでなく、たくさんの気づきをもらっています」。
果樹農業に、新たな風を吹き込む「ガチボラ」。
ぶどう農家を守り続ける人と、これからぶどう農家を始めたい人をつなぐプラットホームとして、今後どのようにつながっていくのか楽しみです。