柏原ぶどう情報
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【柏原ぶどうレポート11】冬の作業風景のひとこま~ビニール張り(被覆)作業~
農家さんは冬も大忙し! 棚のビニール張り(被覆)作業を見学しました 皆さんは、ぶどう農家さんが冬の間にどんなお仕事を...(2021年2月25日 産業振興課)農家さんは冬も大忙し!
棚のビニール張り(被覆)作業を見学しました皆さんは、ぶどう農家さんが冬の間にどんなお仕事をされているのか知っていますか。
ぶどうの収穫が終わってから冬場は、次のシーズンに向けた準備期間です。ぶどうの成長を促すために余分な枝を切る剪定作業、枯れて落ちた葉や枝を片付ける作業、ぶどう棚を整備する作業などが日々行われています。
今回はその中から、横尾地区で行われた、ぶどう棚のビニール張替え作業(被覆作業)の様子をレポートします。冷たい風が吹き付ける、2月1日午前10時ごろ。現地に着くと、農家の皆さんの大きな声が聞こえてきました。
「ちょっとまってや」「もうちょいこっち」
柏原市特有の斜面にあるぶどう畑を見上げると、同地区の実行組合員15名が、棚の天井のビニールを張っているところでした。ビニールハウスの天井は、ハウスの中から見上げると1枚の大きなビニールのように見えますが、実際は1枚あたり横2.7m、縦は48m(畑のサイズによります)の細長いビニールを、何枚も張って棚全体に敷き詰めています。
敷き詰めると一口にいっても、この長~いビニール1枚を、棚の端から端へつたわせることでさえ一苦労です。
まず両端(上の写真の右から左)にロープを渡し、そこにビニールをかけてロープを引くことで、するすると滑らせながら棚の上を通していきます。
シートが両端に渡ると、「ついたよー」と合図して、一斉にビニールを広げます。
隙間に風が入るとビニールを持ち上げてしまうため、すぐさま、足で抑えたり手で引っ張ったりしながら、抑えになるパイプから針金をのばして、棚の骨組みであるパイプにぎゅっと縛って固定していきます。
成人の背丈ほどある棚のパイプの上を、慣れた様子でひょいひょいと移動される姿には驚きます。ビニールを張る過程では、隣り合うビニールの継ぎ目に隙間ができないように、のりしろのようなイメージで少しずつ重ねていきます。昔ながらの手法で、貼り合わせなくてもしっかり固定されるのだそうです。
気温が低い中、体中に強い風を受けながら何度もこの作業を繰り返すのは、相当な体力を使う仕事です。農家さんは、「昔の人たちはこんな大変なこと、よく考えたものだ」と敬意を込めて笑って話します。
作業中は、大風が吹き、シートが煽られる場面もありました。
ばたばたと大きな音をたててゆれ、気を抜くとシートごと飛ばされそうです。
その度に皆さんでシートを抑えて大風をやりすごし、息をあわせて進めていきます。
足を滑らせれば怪我の危険もあります。
安全に、丁寧に、そして素早く。約2時間かけて、この畑では作業を終えました。
ひとつの畑を終えると、またすぐに次の畑へ向かいます。
地域によってはご家族で作業をするところもあるそうですが、横尾地区では毎年、組合員で協力しあって皆の畑を順番に作業するのだそうです。明日の天気予報が雨と聞いて、この日に終わらせる予定とのことでした。新しいビニールが張られていくぶどう畑は、なんとも美しい姿です。
青々としたぶどう畑は柏原市の夏の風物詩ですが、真新しいビニールハウスが見られるのもこの時期ならでは自慢の景色です。
そしてこのビニールが、これからまた、農家さんとともにぶどうを守っていくのです。
山間部の風はまだ冷たいですが、春は目の前。間もなく、ぶどうの芽が出始めます。
来シーズンもどんなぶどうが実るのか、いまから楽しみです。 -
【柏原ぶどうレポート10】画面越し、オンラインぶどう狩り初開催!
遠方からでも参加できる初の試み、オンラインぶどう狩りを開催! ~抽選で5組様をご招待しました~ 8月24日、横尾地区...(2020年9月1日 産業振興課)遠方からでも参加できる初の試み、オンラインぶどう狩りを開催!
~抽選で5組様をご招待しました~8月24日、横尾地区のぶどう園で、柏原市農業啓発推進協議会による
オンラインぶどう狩りイベントが、初めての試みとして行われました。
テレビ会議システム「Zoom」を利用して、
各ご家庭とぶどう園をつなぎ、画面越しでぶどう狩りを体験してもらうというものです。きっかけは、
「今年はぶどう狩りができるの?」
「ぶどう狩りをしたいけど、遠方なので行きづらい」
といった市内外の皆様からの声でした。
本市では例年通り、8月10日からぶどう狩りシーズンが始まっているものの、
新型コロナウイルス感染症の影響で、団体や遠方などの来園者数の減少が懸念されます。
そこで、少しでも多くの方に柏原ぶどう狩りを楽しんでもらいたいという想いから、
今回は無料キャンペーンとして、同イベントを企画。
多数のご応募をいただいた中から、抽選で5組様をご招待しました。
猛暑日となった8月24日、15時。
画面越しに「こんにちは」と手を振りあって、
本市初のオンラインぶどう狩りがスタートしました。
参加者は、大阪府内だけでなく、東京にお住まいのご家族もいらっしゃいました。
ぶどう棚のもと、園主の横尾博之さんから、
ぶどうの栽培方法や品種について説明していただきました。
瑞々しいぶどうがアップで画面に映ると、
参加者の皆さんは「おー」と歓声をあげて笑顔に。
カメラ撮影では、ケーブルテレビJ:COMのプロカメラマンにご協力いただき、
実物さながらの映像をお届けすることができました。
このほか、参加者と農家さんの交流として、「ぶどうクイズ」を実施。
白い紙にマルバツで解答を書いていただき、画面に向かっていっせいに、ドン!
正解数の多かったご家族から順に、
シャインマスカット、ベリーA、ピオーネの3種類15房の中から
好きな2房ずつ選んでもらい、ご自宅へ発送しました。
イベント終了後、農家の横尾さんは緊張したものの「楽しかった」とにっこり。
参加された皆さんは、
「リアルぶどう狩りにもいつか行きたい」
「おいしいブドウを丹精込めて育てられている農家さんの姿に感銘を受けた」
「以前八尾市に住んでいたが、最近は訪問する機会もなかったので、懐かしい気持ちになった」
などと感想を話してくださり、いつもと一味違ったぶどう狩りを楽しんでいただけたご様子でした。■観光ぶどう狩り
本市のぶどう狩りは、新型コロナ対策を実施しながら10月15日まで行っています。
詳しくはこちらからご覧ください。
http://www.city.kashiwara.osaka.jp/docs/2020040800086/
★猛暑の中、このイベント実施にご協力いただきました、横尾地区の皆様、JA大阪中河内、大阪府、J:COM等、関係者の皆様に心から御礼申し上げます。 -
【柏原ぶどうレポート09】今年も観光ぶどう狩りが、始まりました!
今年も観光ぶどう狩りが始まりました! ~コロナ対策をしてお待ちしています~ 柏原市では、例年通り8月10日から、観光ぶ...(2020年8月21日 産業振興課)今年も観光ぶどう狩りが始まりました!
~コロナ対策をしてお待ちしています~柏原市では、例年通り8月10日から、観光ぶどう狩りが始まりました。
10月15日までの期間中、ピオーネ、マスカット・ベリーA、甲州などいろいろな品種を味わっていただけます。今年は、新型コロナウイルスの感染防止対策として、手指消毒や道具の消毒、また来園者が密にならないよう注意喚起するなどの対策を行ったうえで、実施されています。
なお、電車でお越しの場合、JR柏原駅、近鉄安堂駅からの送迎については、車内で密になることを防ぐため中止されていますので、駅からは徒歩またはタクシーでのご利用をお願いします。来園者数への影響を心配しながら迎えた初日。
生産者さんによると「祝日ということもあり、ご家族連れやカップル、友人同士など多くの方にお越しいただけた」そうです。
翌日の8月11日、横尾地区のぶどう狩り園を訪ねました。
他市から来園されていたご家族の様子を通じて、現地の状況をすこしお届けします!■堺市から来られたご家族に聞きました
「奈良県にキャンプに行った帰りに立ち寄った」と話すご家族は、柏原市でぶどう狩りをするのは初めてといいます。
お母さんのひざの上でぶどうを見ている1歳のお子さんにとっては、生まれて初めてのぶどう狩り。
6歳のお子さんに味はどうですか、と声をかけると、1粒を両手で持ってがぶり。
口の中にジュワッと広がる果汁を味わって、「おいしい!」とにっこり笑ってくれました。
■生駒市から来られた2組のご家族に聞きました
この夏お出かけするにあたり、「新型コロナの影響が気になるので、近場で探した」と、柏原市に来てくださった皆さん。
横尾地区は山間部で、さらにぶどう棚で直射日光が防げるといっても、猛暑のこの日は、座っているだけで額から汗が流れます。
それでも、「ぬくい(温い)のに、おいしい!いっぱい食べて大満足です」と、うれしいお言葉。
皆さんでたっぷり楽しんでくださったご様子でした。
■豊中市から来られたご家族に聞きました
以前近隣市にお住まいで、柏原ぶどうをご存知だったというご主人。
今回、奥さんの「フルーツ狩りをしたい」という希望を聞いて、遊びに来てくださったといいます。
コロナ禍のぶどう狩りについては、「お盆で人が多いかと思ったけど、来てみると園内が広々していて気にならない」とのこと。
また、ぶどうを食べた後、お子さんたちが気になったことを生産者さんに質問している姿も見られました。生産者さんから直接詳しい説明を聞けるのも、ぶどう園の楽しみ方のひとつですね。引き続き皆様には、個々でのマスクや除菌シート、レジャーシートの持参などにご協力をいただきながら、
新鮮なぶどうを食べていただけるとうれしいです!■「柏原観光ぶどう狩り」料金・問合せ先など詳しくはこちら
http://www.city.kashiwara.osaka.jp/docs/2020040800086/ -
【柏原ぶどうレポート08】若手生産者による「ガチボラ」の現場を訪ねて
若手生産者による新たな取り組み「ガチボラ」 ぶどうづくりを守りたい人と学びたい人の架け橋に 柏原市の山間部、青谷地区で、明...(2020年7月22日 産業振興課)若手生産者による新たな取り組み「ガチボラ」
ぶどうづくりを守りたい人と学びたい人の架け橋に
柏原市の山間部、青谷地区で、明治時代から100年以上ぶどう栽培を続ける「葡萄のかねおく」。4代目の奥野茂樹さん(写真下・右)は、大学卒業後に約5年間、福島県で自動車関連メーカーに勤めた後、
「故郷を盛り上げたい」と、Uターンして就農しました。ぶどうづくりに励みながら、前職で培った企画力を生かした新たな農業ビジネスにも挑戦する中で、
2019年10月に、新体験型サービス「ガチボラ」を立ち上げました。「ガチボラ」とは、「ガチンコ農作業ボランティア」の略称で、
参加者にとっては農業スクールのように費用をかけることなく、プロの農家さんから現場でガチの作業を習得でき、 農家さんにとっては、社会的課題となっている人手確保や後継者探しなどにつながる、
双方にメリットのあるサービスです。今回、このガチボラに参加されている山田晃由さん(写真下・左)の作業現場を訪ねました。
枚方市在住の山田晃由さんは、大手メーカーで営業職として長年勤務されており、昨年10月から、休日を利用してガチボラに参加されているそうです。
きっかけは、「定年が近づいてきて、子どもの手も離れ、違う生き方を考えるようになった。体の動くうちに、今までとまったく違うことがしたいと思った」。
そんなとき、ウェブサイトでガチボラを見つけて、「ぶどう栽培を1から勉強できる」と関心を持ち、申し込んだそうです。
山田さんは、以前滋賀県のNPO法人が主催した農村資源を生かした体験プログラム「田舎もん体験」に参加し、ぶどう栽培をされた経験をお持ちだそうですが、ここまで“ガチ”の体験は初めて。
感想をうかがうと、「ぶどうと触れ合う作業は、大変だけど無心になれて楽しい。もともとは、植木の世話すらしたことがなくて、ほんまに続くの?と自分も家族も思っていたけれど、コツコツするのは向いているほうで、なんとか続いている」と話します。
楽しいといっても、もちろん、農業にラクな作業はありません。
特に印象に残っているのは、10月下旬に行った土木作業といいます。
「ハウスの保温ビニールを張る方法や、棚作りで杭の打ち方などを教わりました。傾斜がきつい畑で足元は滑るし、力はいるし大変で、ふうふう言いながらやった。こんな大変な作業があるとは知らなかったです」
奥野さんもこのときばかりは、「次から山田さんは来ないと思った」と振り返ります。
とはいえ、山田さんは前向きです。
農家の厳しさを痛感しながらも、「きついですけど、動いた後のごはんは美味しいですよ!」と、屈託のない笑顔をみせます。
目の前に広がるぶどう畑と、山々。
開放的な空間で過ごす時間は、良いリフレッシュにもなるそうです。
山田さんは現在、さらなる知識の習得に取り組み、自分の描く将来に向かっておられます。
今後の目標は、「5反のぶどう畑を持つこと」。
よく日にやけた山田さんは、成長真っ只中のシャインマスカットと並んで、とても生き生きとされていました。
◆奥野さんにお話を聞きました
山田さんについて、「1言ったら10伝わるタイプ」と話す奥野さん。ガチボラでは、参加する方々に農作業をお伝えしながら、ご自身も教わっているといいます。「今後、人を雇いたいと思っている中で、教育方法がわからなかったり、自分ではわかっていても、人に対して言語化できなかったりすることもあります。ですから、ガチボラで来ていただいている方々からは、労働力として助けていただいているだけでなく、たくさんの気づきをもらっています」。
果樹農業に、新たな風を吹き込む「ガチボラ」。
ぶどう農家を守り続ける人と、これからぶどう農家を始めたい人をつなぐプラットホームとして、今後どのようにつながっていくのか楽しみです。
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【2020.6.16】おうちで美味しい!ギフトにうれしい! 直売所のぶどうはいかがですか 旬を迎えた柏原ぶどう。スーパーでは手...(2020年6月18日 産業振興課)
【2020.6.16】おうちで美味しい!ギフトにうれしい!
直売所のぶどうはいかがですか旬を迎えた柏原ぶどう。スーパーでは手に入るけど、直売所はオープンするの?と気になるところですね。
今回は、市内の直売所のうち、国道165号沿いにある直売所3軒を訪ねました。(写真撮影時は、マスクを外していただきました)
いずれの直売所も、現在販売されている品種はデラウエアですが、今後各店にいろいろな品種が登場するそうです!すぐお隣りの直売所でも、扱っている品種は異なりますので、さまざまな直売所を巡っておうちでおいしいぶどうを味わってくださいね!もちろん、なかなか会えない遠方の方へのギフトにもおすすめです。
※開設期間や栽培品種は、直売所によって異なります。事前に果樹振興会ウェブサイト内の「柏原市ぶどう直売所マップ」で営業時間などをご確認ください。
https://www.kashiwara-budou.com/
◆松佐(まつさ)農園
6月10日から直売所をオープンしたという松佐農園さん。同園の味自慢をお願いしたところ、ん~とすこし考えてから、「柏原のぶどうはみんな美味しい!」とはにかんだ笑顔。今年も出来は上々で、7月下旬からは、「シャインマスカット」「ピオーネ」などを販売されるそう。直売所は、9月20日前後まで開店される予定です。
◆稲清(いなせ)農園
「デラウエアを買っておいしかったから、次はどんなぶどうがあるかな?と、また訪ねてもらえる。そんなつながりができるのが直売所の良さ」と、お客様と直接つながる場を大事にされている稲清農園さん。ぶどうづくりのこだわりは、「ぶどうに過度のストレスを与えないこと!」。7月7日ごろからは、「サニールージュ」も販売される予定です。
◆松弥(まつや)農園
6月7日から直売所をオープンしており、「常連さんたちがすでに買いに来てくれている」と笑顔で感謝。「新型コロナの影響は今は見られませんが、今年は試食を置かないことにしました。午後は早めに閉まるので、午前中に来てくださいね」とメッセージ。来週あたりからは、「カイミレイ」(マスカット系)を販売予定とのことです。
★直売所をオープンされている農家さんへ★
ご希望をいただけましたら、直売所の取材におうかがいします。産業振興課まで気軽にご連絡ください★ -
【柏原ぶどうレポート06】堅上地区も出荷開始!出来栄えに手応え
【2020.6.5】量、質ともに上々のスタート! JA大阪中河内柏原ハウスぶどう出荷組合の初出荷が行われました。 国分地区(5...(2020年6月12日 産業振興課)【2020.6.5】量、質ともに上々のスタート!
JA大阪中河内柏原ハウスぶどう出荷組合の初出荷が行われました。国分地区(5月25日)、横尾地区(5月31日)に続いて、6月5日、JA大阪中河内柏原ハウスぶどう出荷組合によるハウス栽培のデラウエアの初出荷が行われました。
同組合は、雁多尾畑地区、青谷地区でハウスぶどうの栽培をされている方々の出荷組合です。
同じ柏原市内でも地区によって若干気温差があることなどから、初出荷のタイミングは少しずつ異なります。出荷前に、出荷組合員とJAの営農指導員が、質量や着色などを確認。
糖度チェックではもちろん、全て出荷基準の18度をクリアしていました!また、出荷量は、当初の想定を大きく上回る約1,600kg(6kg×274セット)でした!
同組合長の北羅富雄さんは、「今年は粒が太く、糖度も良い。初日は100~150(セット)くらいの出荷量になるかと心配していた中で、274(セット)。上々のスタートができた」と話されました。
新型コロナウイルスの影響については、需要の落ち込みによる市場価格の低迷を懸念していたものの、「5月の値段を見ていると、大きな落ち込みはないようだ」と一安心。
一方で、第2波の到来や、発症者の状況により起こり得る風評被害などへの心配は拭えない様子でした。今後、同組合では、2、3日に一度のペースで出荷を行い、ピークとなる6月下旬から7月下旬にかけては、毎日多くのぶどうを出荷される予定です。
同組合のぶどうは、大阪市内の卸売市場のほか、近隣のスーパーマーケットに送られますので、お買い物の際には、「柏原ぶどう」に注目してみてくださいね!
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【ぶどう同好会レポ】ぶどうを守ります! 6月5日15時から、ぶどう同好会研修園で行われている作業場を訪問しました。 ぶどう同好...(2020年6月11日 産業振興課)
【ぶどう同好会レポ】ぶどうを守ります!
6月5日15時から、ぶどう同好会研修園で行われている作業場を訪問しました。
ぶどう同好会研修園では、農家さんが共同で新しい農業機械の実験や、ぶどうの新しい育て方の研究などを行っています。
当日は、以下の作業を行いました!スピードスプレイヤーを使ってぶどうを害虫と病気から守ります!
スピードスプレイヤーは、害虫(ケムシやチャノキイロアザミウマ)を防除し、病気を予防するための薬剤を効率よく散布するために用いられる薬剤噴霧機です。
前方についている大きな羽で葉をばたつかせ、まんべんなく薬が行き渡るようになっています。網張り作業をして鳥から被害を受けないようにぶどうを守ります!
柏原のぶどうは甘くておいしく、ぶどうの実を求めて鳥がやってきます。
「鳥の被害は大きく、ぶどうが一つ二つ抜けると売り物にならなくなってしまう」と農家さんは話します。
そんなおいしいぶどうを守るために、網張り作業を行いました。摘粒(てきりゅう)作業で房の形を整えぶどうの実を守ります!
ぶどうの粒が多いと、成長過程でお互いに押し合って変形したり、大きくなれなかったりします。
そのため、粒が小さい段階でハサミを入れて粒同士の間隔をあける作業を行います。
ぶどうが大きくなった姿を想像しながら、一つ一つ手作業で行います。
すごく時間がかかりますが、おいしいぶどうを作るためには欠かせません!今後もたくさん作業を載せていきますので、ぶどうが作られるまでの過程をお楽しみに!!
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柏原市内の直売所のご案内 柏原市ぶどう直売所マップ(柏原市果樹振興会サイトへのリンク) ※各直売所の開設期間は、栽培品種などによって異...(2020年6月8日 産業振興課)
柏原市内の直売所のご案内
柏原市ぶどう直売所マップ(柏原市果樹振興会サイトへのリンク)
※各直売所の開設期間は、栽培品種などによって異なります。お越しいただく際は、事前に果樹振興会ウェブサイト内のMAPで営業時間と場所をご確認ください。
6月から9月にかけて、柏原市内各所でぶどうの直売所がオープンします。
直売所では、生産者から直接、新鮮なぶどうを購入することができます。柏原ぶどうの品種は、全体で30種類以上あり、旬の時期としては、デラウエアから始まり、ピオーネ、マスカットベリーAなどの大粒ぶどうが加わってきます。
各直売所の品揃えはそれぞれ異なりますので、いろいろな直売所を巡って、ぜひ好みの味を見つけてください。大阪オリジナルぶどう「虹の雫」の直売所のご案内
「虹の雫」販売所マップ(大阪府サイトへのリンク)
大阪でしか栽培されていない「虹の雫」は、フルーティーな香りと濃厚な甘さが特徴です。
栽培方法や収穫時期によって果実の皮の色が「虹」のように変化します!
是非ご賞味ください。 -
【柏原ぶどうレポート04】オンラインでネット販売の勉強会を開催
【2020.5.29】農家さんと消費者をつなぐ新たな道へ 新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、直売所などの販売量の減少が懸...(2020年6月5日 産業振興課)【2020.5.29】農家さんと消費者をつなぐ新たな道へ
新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、直売所などの販売量の減少が懸念される市内生産者の販路開拓支援の一環として、5月29日(金)19時から生産者向けに、インターネット上で旬の農産物を消費者に直売できる「ポケットマルシェ」の勉強会をオンラインで開催しました。
(写真手前は、パソコンとスクリーンを利用して、説明会に参加する市職員です)
現状、柏原ぶどうの販路は市場への出荷や直売所が中心で、インターネット販売を利用されている農家さんは多くありません。
市担当者は、なにかお手伝いできればと説明会を企画・準備したものの、インターネットを利用するとあって、「参加してくださるかな」と、内心ドキドキ。
ところがうれしいことに、当日は10名の農家さんが、ビデオ会議システムzoomを利用して参加してくださいました。
説明会には、㈱ポケットマルシェ 生産者パートナー統括 中山拓也さん(写真下・左上)も参加してくださり、他府県の事例として、給食停止により廃棄予定だった農作物の売り手が見つかった農家さんのお話などを交えながら、登録方法や利用するメリット、注意事項などを説明してくださいました。
参加した農家の皆さんは、それぞれパソコン操作や、出荷対応などへの課題はあるものの、
「これまでは直売所が中心だったが、この機会をチャンスに捉えてチャレンジしていこうと思う」
「正直なところ、やってみなければわからない部分が多く思案中だが、少量からでもチャレンジしてみようかな」
などと感想を話されました。
農産物のネット販売の店舗がオープンしましたら、またレポートしていきますので、直売所ともども、温かい応援をよろしくお願いします!
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【2020.5.31】横尾集出荷場で初出荷前の糖度計測。 甘さ抜群の柏原ぶどうをお届けします! 柏原市の山間部にある横尾集出荷...(2020年6月3日 産業振興課)
【2020.5.31】横尾集出荷場で初出荷前の糖度計測。
甘さ抜群の柏原ぶどうをお届けします!柏原市の山間部にある横尾集出荷場では、昨年と比べて3日早く初出荷が行われ、ハウス栽培のデラウエア約350kgが、大阪府北部や京都の市場へ送り出されました。
横尾地区では、約10件の農家さんが共同で出荷を行う「共撰(きょうせん)」の方式がとられており、
厳格に決められた規格に合格したぶどうだけが出荷されます。そのため、出荷直前に、出来栄えの確認や糖度計測などを行います。
今回は、その糖度計測の様子をレポートしますね。
はじめに、JA大阪中河内の職員さんやぶどう農家さんが見守る中、出荷場に持ち寄られたぶどう箱からいくつかを選んで梱包を解きます。
色が濃く、新鮮で実の詰まったぶどうが並ぶ姿はとてもきれいです。
続いて、列ごとに1粒ずつ取り、糖度計に果汁をたらします。
すぐに数値が表示されます。
ぶどうの糖度は、20度を超えると十分な甘みとされていますが、この日はすべての計測値が20度オーバー。
中には23度を超えるものもありました!
地面に記された数値はいずれも高く、皆さんほっとされたような、満足そうなご様子です。
組合長の横尾誠久さんは、「皆で一生懸命つくって、糖度が高く、ええぶどうができました」と、笑顔で話されました。
計測を終えると、再度梱包してトラックに積み替え、出荷です!
甘さ抜群の柏原ぶどうが、無事皆さんのお手元に届きますように!